ワキやVライン、ひざ下の毛をかみそり、毛抜きや家庭用脱毛機で処理していると、 ときどき埋没毛といって、毛が外に向かって生えてこなくなり、 皮膚の下に埋まったまま成長してしまうのを経験された方は多いのではないかと思います。
埋没毛は、皮膚を傷める方法で脱毛や徐毛を行った結果、傷ついた皮膚が治る際に、 毛が毛穴にある状態の上を覆って治ろうとすることで起こってしまうことが多いようです。
できるだけ皮膚を傷めない方法で毛の処理を行うことが、予防のために大切だということになります。
一度起こってしまった埋没毛は、毛を取り除くことで治ることが多いですが、 浅いものであれば、レーザー脱毛を行うことで出てくる場合もあります。 深い場合には、取り除くのに痛みや少量の出血を伴う場合もあり、 皮膚科で局所麻酔の注射を行って、ピンセットなどで取り出す必要があることもあります。 その場合には、傷跡が少し残る可能性もあるので、普段かゆみや赤み、痛みなどの炎症がなく、 見た目にも目立たないものであれば、無理に埋没毛を摘出しないで様子をみていく場合もあります。
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