最近、日本酒の肌への効果が注目されています。
そのきっかけは、日本酒作りの職人さんの肌
(特に仕込みの際に、途中生成物に触れる手)が
きれいであると言われたことからです。
以前は美白剤としても有名だったコウジ酸もここから発見されました。
日本酒の醸造では、コウジ菌が「糖化」=米のでんぷんを糖分に変えるを行い、
酵母菌が「アルコール発酵」を行うという2つの反応が複雑に相互作用をして
お酒の原料であるもろみが作られます。
この過程でたんぱく質やアミノ酸、こうじ酸ができてきます。
たんぱく質やアミノ酸は保湿作用、こうじ酸は美白効果。乳酸のピーリング効果によって
肌がしっとり・白く・つるつるになる訳です。
NMF=天然保湿因子とは?
皮膚の一番外側の角質層の中にあり、水になじみやすく水分を保持する物質のことです。
NMFの主な成分は水分をかかえこむ力のある[アミノ酸類、乳酸、尿素、クエン酸]
が知られています。このためNMFには角質間の水分を保持する働きがあり、肌をみずみずしく
保つ重要な役割を果たしています。
■■■■■■■■
自宅でのお肌のケアに、日本酒を取り入れてみませんか?
・日本酒風呂
200Lの浴槽で4合720ml程度入れるのが良いそうです。贅沢な気分になれます。
・保湿スプレー
スプレー式容器に、日本酒(肌が荒れている時や敏感肌の場合は水で薄める)を
入れておく。家事の合間、気がついたら手にスプレーすると、肌荒れ防止に。
料理の合間でも、ハンドクリームだと洗い流さなくてはなりませんが、
これなら口に入っても大丈夫なので、安心です。アルコール分はすぐ蒸発してしまうので
小さなお子さんがいるかたにもおすすめです。
■■■■■■■■
|