|
賢い皮膚科選び通信講座 |
 |
ODT療法って?
ODTというのはオーバー・ドレス・テクニックの略で
いわゆる密封療法ということです。
皮膚科では主に亜鉛化軟膏(ボチ)を用います。
例えば湿疹のひどい箇所があったとしますと、
その箇所にステロイド軟膏を外用し、
さらにガーゼに伸ばした
亜鉛化軟膏を貼り付け、包帯でミイラのように
ぐるぐる巻きにしてしまうのです。
密封されることでステロイドの効果を高め、また同時に亜鉛によって肌の炎症の
改善が早まります。
外来でできることではありますが、軟膏の処方のみに比べると一手間になるため、
ODTを行ってくれる皮膚科は良心的であると言えるでしょう。
もちろんODTはかなり症状のひどいときのみにしか行いませんし
ODTに不向きな箇所や季節によっても適するか否かも関係します。
(真夏や汗かきのかたへは向かないでしょうね。) |
|
|